オシャレな帽子屋さん カイカムリ

十脚目じっきゃくもくカイカムリ科。

雑食性ざっしょくせいでヒトデなども食べる。

ホヤやカイメンなどを背中につけてカモフラージュする習性がある。


基本情報

体の大きさは最大で約10cmに達する。

インド洋や太平洋に分布ぶんぷしている。

水深50~150mの砂泥底さでいていや浅い海の岩場で生活している。

ホヤやカイメンをかぶる

カイカムリは貝がらや、カイメンをかぶって天敵を寄せ付けないように工夫する。

名前の由来も、貝をかぶる(かむる)というところから来ている。

カイメンとは、海の中の岩などに群生ぐんせいしているもので、スポンジみたいでおいしくない。

それに、毒があるカイメンも存在するおかげで、誰も食べたがらない。

おはなし

ステゴ
ステゴ

本日のゲスト、カイカムリさんです!

カイカムリ
カイカムリ

本日はお招きいただき、ありがとうございます。

よろしくお願いします。

ステゴ
ステゴ

ステゴハウスへようこそ!

よろしくお願いします。

おしながき

  • オーラがある
  • オーダーメイドの帽子屋さん
  • オシャレの神は、細部さいぶに宿る
  • おわかれのお時間
  • まとめ

オーラがある

ステゴ
ステゴ

なんというか、すごいオーラを感じますね。

カイカムリ
カイカムリ

え?そうですか?

あまり言われたことないんですけど。

ステゴ
ステゴ

そうですか?

すごく迫力というか、鬼気迫ききせまるものを感じます。

カイカムリ
カイカムリ

それはどうもありがとうございます。

ステゴ
ステゴ

道具を使う生き物というのは、やっぱり驚かされますね。

カイカムリ
カイカムリ

私たちは物心ついた時から帽子作りをしていますので、

あまり変わったことをしているという実感はありません。

カイカムリ
カイカムリ

でも他の動物さんたちを見ていると、

確かに少し珍しいのかもな と思うことはありますね。

オーダーメイドの帽子屋さん

ステゴ
ステゴ

貝や、カイメンをかぶることで有名ですが、

ご自身で帽子を作ることもあるんですか?

カイカムリ
カイカムリ

大変ですが、作ることもありますよ。

カイカムリ
カイカムリ

自分の体の大きさに合わせてざっくりカイメンを切り取るのに、50分ほどかかりますし、

そこから自分にピッタリのサイズに切って調整していくのは、5時間くらいかかってしまいます。

ステゴ
ステゴ

すごい努力家ですね。

カイカムリ
カイカムリ

でもカイメンってやっぱり誰も食べないので、使い勝手がいいんですよね。

切りやすいし、すぐに手に入る素材ですし。

ステゴ
ステゴ

材料にも、ちゃんとこだわりがあるんですね。

カイカムリ
カイカムリ

でも体の大きい個体とかは、帽子作りをあまりしなかったりしますよ。

作るのに時間がかかっちゃうのと、体が大きいとカモフラージュしにくくなってくるんでしょうね。

カイカムリ
カイカムリ

作れるうちに作る。

ステゴ
ステゴ

クリエイター魂ですね。

オシャレの神は、細部に宿る

ステゴ
ステゴ

是非とも、その作った帽子を見てみたいです。

カイカムリ
カイカムリ

全然いいですよ。

カイカムリ
カイカムリ

まずはこれが、貝の帽子です。

今日、ここに来るまでかぶってましたね。

今日かぶってきた貝のお帽子
ステゴ
ステゴ

おぉ~、かわいいです。

カイカムリ
カイカムリ

ありがとうございます。

カイカムリ
カイカムリ

次にこれが私が作ったオーダーメイドのカイメンの帽子です。

ちょっとしたお出かけにも、さっとかぶれる身近さを意識して作りました。

大迫力のお帽子
ステゴ
ステゴ

オシャレですね。

前衛的ぜんえいてきで、芸術を感じます。

カイカムリ
カイカムリ

とりあえず今日はこの2つを持ってきました。

他にもいっぱいあるんですよ。

ステゴ
ステゴ

披露ひろうしていただきありがとうございました。

それに爪もキレイですね。

カイカムリ
カイカムリ

あら、気づいてくれましたか?

ピンクのネイルなんです。

ステゴ
ステゴ

黄色と相まって、とてもビビッドな色使いでオシャレです。

カイカムリ
カイカムリ

お気に入りなので、褒めていただけて嬉しいです。

おわかれのお時間

ステゴ
ステゴ

そろそろ、おわかれのお時間です!

本日はありがとうございました!

カイカムリ
カイカムリ

ありがとうございました。

お話の中で、色々アイデアがひらめきました。

ステゴ
ステゴ

最後に何かメッセージがあればお願いします!

カイカムリ
カイカムリ

何時間も何日もかけて頑張って作った作品を笑われたり、バカにされたりすることもあります。

だけどそういった反応がある中で、みなさんの好みを知ることができたり、

それでもやっぱり自分の作風が好きだなと気づくこともあります。

色んな反応が、私にとっては大変貴重な刺激です。

まとめ

カイメン帽子を最後までかぶり続けたカイカムリさん。

自分の作った作品を愛せることは素晴らしいことだ。

今日も帰って新しい帽子を楽しく作っていることだろう。

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